【SV S20】泡沫カバザシ【最終95位/レート2062】
お久しぶりです。uniです。
突然のやる気の目覚めにより、自身初の最終2桁を達成したため記事を書きます。
●結果
TN:uni
最終95位(レート2062)
●概要
●経緯
上位禁伝のうち、「➀激戦区を一歩抜けたS、②無効タイプのない安定した一致打点、③数値の高い地面・ドラゴンとの相性がよく並びとしての総合力が高い」などの点が好みであるため、ザシアンを使用することとし、以下の軸を基本として、構築単位できついところに対して緩く対応できるポケモンを補完として採用した。(過剰なメタは選出依存になるため)
【軸】
+ + (+)
最大値。あくびによる展開補助、砂、ステロによる火力補助+高速(+先制)高火力による縛り。(+剣舞による全抜き)。ザシアン+カイリューによる物理の役割集中。
【補完➀】
(ミストフィールド+アンコール)
ヘイラッシャに対する緩いメタ。ミストフィールドによる欠伸展開の阻害、眠らせないことによる体力管理の妨害、アンコールによる行動制限。
【補完②】
トリル軸など低速に対する無類の対面性能。
●個体
@オボンの実【特性:すなおこし / テラスタイプ:鋼】
じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし
H215 (252) / A132 (0) / B139 (4) / C- / D136 (252+) / S67 (0) ( + : 上昇 / - : 下降 / ( ) : 努力値 )
* HD : 特化ミライドンのフィールド下抜群テラバースト ~100.5% ( 93.75%耐え )
・ガチグマやディンルーに地面の座を奪われつつあるが、「➀天候の奪取、②砂による襷・マルスケ潰し、③ステロ・あくびによる火力・展開補助、④吹き飛ばしによる展開の阻害」など、多方面を器用にこなせる唯一無二の地面。
・コライドンに対しては後述するアシレーヌと合わせて見ることが多く、物理受けとしてよりも天候を奪うことの方が重要であるため、HD特化として幅広い方面に対しての生存性を高めた。
・ガチ信用しすぎているため、カイオーガ入りにも余裕で投げて相手をビビらせている。
@朽ちた剣【特性:ふとうのけん / テラスタイプ:格闘】
きょじゅうざん / インファイト / ワイルドボルト / 剣の舞
H177 (84) / A202 (252) / B136 (4) / C- / D136 (4) / S209 (172+)
*S : 最速ツツミ+3 / A : 無振りコライドンに対して+1格闘テラスインファイトが87.5%~ ( 目安 ) / BD : 4振り / H : 余り : 特化ミライドンのフィールド下イナズマドライブが~98.4%(目安)
・個人的な評価点は前述の通り。トレンドは対面性能の高いHAベースだが、パオカミを抜く瞬発力に期待して陽気ASベースとした。
・格闘テラスは、ザシアン対面でテラス択となる相手に対して、テラス前後の耐性双方に一貫しやすく(例えば水ミライ・炎コライ・電気白バドなど)、かつタイプ受けで見る場合の引きに対しても有効打となり(例えばハッサム・アマガなど)、相手視点で複数択を強要する一方で、こちら視点はその択に付き合う必要がなく、かつ継続的に威力120打点で押していける点が強みであり、決してステラピースがなかったわけではない。(ステラピースはない。藍の円盤をやっていないため。)
・テラス時は優秀な耐性を捨てつつ耐久を下げる捨て身状態となるため、カバで選出を見つつ定数で削り、一貫がとれる状況で切ることが望ましい。たまにテンション上がってきて変なタイミングで切ると、ルギアやカミに抜群取られて死んだりして草となっている。
@こだわり鉢巻【特性:マルチスケイル / テラスタイプ:ノーマル】
げきりん / じしん / からげんき / しんそく
H197 (244) / A204 (252+) / B116 (4) / C- / D121 (4) / S101 (4)
・逆に禁伝枠。特性と高火力先制技により実質種族値がバグ。
・カイリューが苦手なパオカミに対してザシアンが無類の強さを発揮するため、もはやザシアン軸はこのポケモンを最も強く使うための構築と言っても過言ではない。
・技構成は、逆鱗・地震・神速でほぼ完結しているため、詰ませに対して抵抗力のあるアンコールとかの方がよかった気がする。
@こだわりスカーフ【特性:わざわいのたま / テラスタイプ:炎】
かえんほうしゃ / あくのはどう / サイコキネシス / オーバーヒート
H131 (4) / A- / B100 (0) / C205 (252+) / D140 (0) / S152 (252)
・主に黒バドレックス担当。相手のザシアンに対しても厚くしたかったためスカーフで採用。たまにいるラウドボーンに対してもテンポを取っていける。
・耐久に振らないイーユイは、打ち合うことよりも縛ることの方が重要であると感じたため、テラスタイプは最大打点を出すための炎とした。
@ゴツゴツメット【特性:げきりゅう / テラスタイプ:草】
うたかたのアリア / ムーンフォース / アンコール / ミストフィールド
H187 (252) / A- / B138 (252+) / C146 (0) / D137 (4) / S80 (0)
・影の立役者。ミストフィールドとアンコールによってヘイラッシャに体力管理をさせないことで、ザシアンで押し込む展開もつくれるため、選出の幅が格段に向上した。
・ヘイラッシャ対面での複数ターンの居座りや、パングロラオスを考えると残飯でもよかったが、コライへの削りを優先してゴツメとした。
・テラスタイプは地面への切り返しを意識した草。
@きあいの襷【特性:テクニシャン / テラスタイプ:炎】
タネマシンガン / マッハパンチ / がんせきふうじ / キノコのほうし
H135 (0) / A193 (204+) / B107 (52) / C- / D80 (0) / S122 (252)
・ボックスにいた個体。おそらくミラー意識のB振り。
・構築単位で重めなトリル軸を基本として、炎オーガポンやアグロっぽいホウオウ入りに対しても選出した。
・テラスタイプは聖炎への耐性をつける炎。
●主な選出
VS ミライドン
・ミライドン側はテラス込みでも技が一貫しないため、余程ヤンキーされない限りは有利。拘り判別ができないうちはスカーフを考慮する必要があるため、基本的にはカイリューを通していきたい。初手はカバorカイリューから選択。
VS コライドン
・微有利(だと思っている)。コライドンはカバとアシレで搦め手込みで見るため、かみ合いが悪くなければ安定する。むしろ裏のカミやラッシャで詰まされないように、天候管理や体力管理に気を付ける必要がある。
VS 黒バドレックス
(or)
・ザシアンが耐久を削っているため微不利。イーユイを通すというよりは、イーユイでテラスを切らせてカイリューの一貫をつくる方が安定する。相手の構築が対面寄りならザシアン、サイクルや壁下で黒バドを通してくるならカバルドンを出したい。
VS ザシアン
(or)
・選出順と展開による。割と負けている。
VS テラパゴス、ルナアーラ、ルギア
@1
・マルスケ剥がしや展開妨害のためにカバルドンは確定。テラパゴスは前のめりな型の場合ステロ+ザシアンを倒せないし、そうでない場合は毒菱に依存するため有利。ルナアーラも取り巻きによるが微有利。ルギアは取り巻き込みでザシアンを流されてわちゃわちゃされるため全敗。
VS 白バドレックス
or
・キノガッサで行動制限をかけつつ数的有利を取れるため微有利。
VS カイオーガ
・初手鉢巻神速いくぞーって感じのデク。カイリュー受けに対してカバで展開を取っていく。あくび耐性がない場合が多いため、剣舞ザシアンを通すルートもとりやすい。
VS ホウオウ、ムゲンダイナ
・雰囲気で選出する。大体負けている。ホウオウよりはダイナの方が希望がある。
●苦手
・ホウオウ、ルギア、キョジオーン、グライオン、メタモン 等
ザシアンが弱くなってしまったせいで、1回流された後の高耐久が無理寄り。
●感想
ネタツイ勢の本気を見せられて満足でした。
【SV S8】カバツキカミ【最終372位/レート2007】
お久しぶりです。uniです。
ポケモンSV S8にてレート2000を達成したため記事を書きます。
●結果
TN:uni
最終372位(レート2007)
●概要
●コンセプト
・カバルドン頑張れ
●経緯
カバルドンの使用率が落ちていてかわいそうだったため採用。見た目がかっこよくてモチベーションになるトドロクツキを採用。この2体ではテンポがゆっくりめで初動のペースを握られやすいため、瞬発力のあるスカーフハバタクカミと鉢巻パオジアンを採用。ここまでで、ウーラオス+ハッサムのような火力のあるサイクルに対して、出し負けからとんぼがえりでペースを握られズルズルと負けることが多かったため、クッションとしての炎+水を試行錯誤した結果、最終的に諸条件がマッチした水テラスふきとばしウルガモスと毒菱ドヒドイデに落ち着いた。
●個体
カバルドン@オボンの実【特性:すなおこし / テラスタイプ:鋼】
じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし
H215 (252) / A132 (0) / B155 (20+) / C- / D122 (236) / S67 (0) ( + : 上昇 / - : 下降 / ( ) : 努力値 )
* HD : C252テツノツツミのハイドロポンプ ~99.5% 余りB
・ディンルーに比べて対面性能は劣るが、カイリュー環境において場に出すだけでマルチスケイルを削れる点が偉い。
・ステロあくびによる起点作成はもちろんのこと、後述するスカーフカミの一貫を作る上で、相手のエナジーカミに対して後出しから展開を取っていける点も構築とシナジーがあった。
・初手スカーフカミでパオジアンを襷まで削って、カバ引き砂で倒す立ち回りをよくしていたが、半分ぐらいの人がつらら押してくるし、一回零度撃たれて死んだ。まじ何?あと風船サーフゴーが飛行テラスしてくるやつ、まじ何?
・ディンルーに変えようと思った回数:5回
トドロクツキ@ブーストエナジー【特性:こだいかっせい / テラスタイプ:飛行】
アクロバット / ちょうはつ / りゅうのまい / はねやすめ
H191 (84) / A180 (36+) / B114 (180) / C- / D122 (4) / S165 (204)
*H : 16n-1 / *A : 10n(エナジー効率最大) / *HB : 特化カイリューのノーマルテラスしんそく~50.2% (99.7%で2耐え) / *S : 最速ウーラオス抜き / *D : 余り
・火力エグすぎの翁。ステロ+1舞アクロ×2でH振りドランを倒せる程の火力が出るためサブウエポンはとらず、起点範囲を広げる挑発を採用した。(ディンルーに吹き飛ばされないため、ステロやミストフィールドと合わせることで、ディンルーカイリューやドヒドディンルーに強く出ることができる)
・先制技が痛いため、本来もっと耐久に振りたいポケモンではあるが、自分のことを最強だと信じているウーラオスがドラゴンタイプに対して水技で突っ込んでくる可能性があるため、毎試合テラス択をするより上から殴る選択をとる方が重要だった。
・終盤は電磁波を撒いてくるカイリューやハバタクカミが増えたため、警戒して挑発したら鉢巻げきりんで飛んでって、いい加減にしろよ!ってなった。
・たくさん3タテしてくれてありがとう。
・カイリューに変えようと思った回数:47回
ハバタクカミ@こだわりスカーフ【特性:こだいかっせい / テラスタイプ:フェアリー】
ムーンフォース / シャドーボール / ミストフィールド / おきみやげ
H159 (228) / A- / B83 (60) / C198 (196+) / D156 (4) / S158 (20)
*H : 16n-1 / *HB : A252 パオジアンのつららおとし~98.7% / *C : 11n / *S : 最速ランドロス抜き / *D : 余り
・カバツキを基本選出とする場合、パオジアンの存在を無視できないため、上から殴れるスカーフで採用。
・このポケモンのスカーフは、素早さに努力値を振る必要がほとんどないため、火力耐久素早さを兼ね備えることができ、非常に扱いやすかった。
・技構成はタイプ一致のムーンフォース、シャドーボールを確定とし、ツキを状態異常(主に毒菱)から守るためのミストフィールド、殴り合いで勝てない相手に対する強引な起点作成や、サイクルへの拒否として特殊受けを誘い自主退場することで対面操作が可能なおきみやげで確定した。
パオジアン@こだわりハチマキ【特性:わざわいのつるぎ / テラスタイプ:悪】
つららおとし / かみくだく / サイコファング / ふいうち
H155 (0) / A172 (252) / B101 (4) / C- / D85 (0) / S205 (252+)
*最速AS余りB
・サイクルクラッシャー。面倒なサイクルに対して鉢巻悪テラスかみくだくでサイクルパーツを機能停止にさせる役割。
・相手のエナジーカミを裏で流すことで、ふいうち択にならずに同速以上の勝負をするため、鉢巻と言えど最速。
ウルガモス@あつぞこブーツ【特性:ほのおのからだ / テラスタイプ:水】
ほのおのまい / テラバースト / ふきとばし / あさのひざし
H191 (244) / A- / B125 (228+) / C155 (0) / D125 (0) / S125 (36)
*H : 16n-1 / *HB : A252 パオジアンのかみくだく=等倍テラバースト ~51.8%(90.7%で2耐え)/ *S : 準速キノガッサ抜き抜き抜き
・構築で重めなパオジアン、ハッサム、サーフゴーに対しては攻め駒として扱い、カミツツミに対してはふきとばしでエナジーを消費させることで裏のスイーパーのサポートをする。
・テラスタイプはヒードランへの打点かつ、エナジーツツミを流す観点から、攻守の需要が合致した水。特性はとんぼがえりに対してリスクを負わせるほのおのからだで確定。
・後述するドヒドイデと合わせて毒菱+ふきとばしの展開もとれる。
・上位帯では飛行テラスカイリューが多く出しにくかったが、補完としてはよかったと思う。
ドヒドイデ@たべのこし【特性:さいせいりょく / テラスタイプ:草】
アクアブレイク / どくびし / じこさいせい / くろいきり
H157 (252) / A- / B224 (252+) / C- / D163 (4) / S65 (0)
・主に一定数存在したトンボルチェンサイクルに対して、パーツの1体もしくは複数体の行動を制限する毒菱要因。
・テラスタイプは自身の受けのタイプとシナジーがあり、重めのキノガッサに対して毒菱から展開をとる選択がとれる草。
・TODを狙う構築ではないため、役割を遂行したら適当なタイミングで切る運用をした。
・毒菱はカミのミストフィールドで対策していたが、出されると面倒ではあるので、見かけ上の毒菱の一貫切りも採用理由。
●選出
基本:カバルドン+トドロクツキ+ハバタクカミ
基本的には初手カミ、裏カバツキで投げる。理想的にはカミを生存させ、カバ引きツキ展開から、スイーパーとしてカミを再展開する。
裏:ハバタクカミ+ウルガモス@1
パオ+ツツミなどカミの負担が多い場合に選出する。カミの消耗を避けるために、ウルガモスで役割を分担しながら動かす。@1はカバorドヒドで砂毒の定数を入れながら火力を補助する場合が多い。
崩し:パオジアン@2
パオジアンの行動回数を増やしたいため、カバorドヒドorウルガから1体は確定。受けが刺さってるならクッション2、別の攻め駒が必要ならツキorカミから選択。トリル軸に対しても砕く不意で圧をかけられるため、この選出をした。
●きつい
パオジアン:強すぎ、カイリュー:強すぎ、ハバタクカミ:強すぎ、サーフゴー:特性やばすぎ、キョジオーン:うざすぎ、ディンルー:体力減らなすぎ、ヘイラッシャ:地割れ当てすぎ、チオンジェン:相手上手すぎ、ウーラオス:自分のこと最強だと思いすぎ、テツノツツミ:アンコールすんなって言ってんだろ
●感想
ほぼ一年振りにポケモン対戦をしましたが、楽しい反面、このゲーム本当に生活に余裕がなくなると思いました。僕が家事をサボってる間、食事を提供してくれたウーバーイーツの皆さん、ありがとうございました。また余裕がある月にできたらいいなと思ってます。
【SWSH S34】白紅カバザシ【最終128位/レート1939】
uniです。
自己最高順位(127位)に近い結果かつ、個人的には8世代最後のランクマッチとなるため記念に記事を書きます。
※本当に伝えたいことは最後に書きました
TN:uni
最終 128位(1939)
※( )内はレート表示
●概要
【軸】 + (クッション)
【補完】 + (崩し)
・襷+ザシアン+ダイマックス(+クッション)を基本軸としたシンプルな対面寄りの構築
・DMエースとして、1.多くの禁伝と撃ち合える、2.能動的な積みが可能、3.状態異常でとまらない ⇒ ラム瞑想ルギアを採用
●個体
カバルドン@オボンの実 【すなおこし】
じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし
H212 (228) / A132 (0) / B181 (212+) / C- / D101 (68) / S67 (0)( +:上昇 / -:下降( ): 努力値 )
・地面枠。クッションから対戦のテンポをとっていけるカバルドンが一番手に馴染んだ。裏の陽気ザシアンやルギアの足りない火力を定数ダメージで補助できる点も優秀。
・8世代で一番長く一緒に戦った。感謝!
*HB:特化ザシアンのきょじゅざん オボン込み2耐え / *D:余り
ザシアン(けんのおう)@くちたけん 【ふとうのけん】
きょじゅうざん / じゃれつく / みがわり / つるぎのまい
H191 (188) / A191 (4) / B143 (60) / C- / D136 (4) / S220 (252+)
・ミラーで強く動ける最速HSベース。
・技構成は、きょじゅうざん、剣の舞までを確定として、カバルドンから展開した際に剣の舞と選択でアドを取りに行く身代わり、カイオーガやゼクロムへの打点となるじゃれつくで確定した。
*H:16n-1 /*HB:特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか ~101.5% ( ほぼ耐え ) / *S : 最速
カイオーガ@とつげきチョッキ 【あめふらし】
しおふき / ねっとう / れいとうビーム / かみなり
H201 (204) / A- / B111 (4) / C222 (252+) / D161 (4) / S116 (44)
・ザシアンと攻守の相性に優れたベストパートナー。構築的に黒バドレックスが重いので、ある程度の撃ち合いを想定して、またザシアンから入った際にスカーフカイオーガへの最低限の引きを考慮してチョッキを持たせた。
*うわっきーさんの調整を参考にしました
マーシャドー@きあいのタスキ 【テクニシャン】
シャドースチール / インファイト / がんせきふうじ / かげうち
H165 (0) / A194 (252+) / B101 (4) / C- / D110 (0) / S177 (252)
・タイプ一致の霊格の範囲がシンプルに優秀で、特性のおかげで先制技のリーチも長く、がんせきふうじで起点回避ができる点も優秀。(よく外す。かわいい。)
・後発のストッパー性能ばかり着目されているが、基本的に出し負けがなくタイプ受けが難しい範囲なので、初手に置いて場を荒らす運用の方が強いと思う。黒バドレックス、ザシアン、カイオーガ(スカーフ)など初動の速いポケモンと互角以上に戦えるのが偉い。
*A:特化 ( 無振りカイオーガに岩石封じ+インファイトが102.7%~、H252ザシアンに+1シャドースチール+かげうちが91.3~109% ) / *S : 準速
イベルタル@いのちのたま 【ダークオーラ】
イカサマ / ゴッドバード / はがねのつばさ / いわなだれ
H203 (12) / A201 (252+) / B116 (4) / C- / D119 (4) / S149 (236)
・破壊神。3ターンですべてを破壊してほしいため、ダイジェットで縛れる範囲を広げる特化ゴッドバード。
・主に対面が不利を取るサイクル構築に選出したいため、対面より崩しを意識して不意打ちより岩雪崩を優先した。
*A:特化 / *HB:特化ザシアンのきょじゅうざん ~103.4% ( 13/16耐え ) / *S:+1で最速黒バドレックス抜き
ルギア@ラムの実 【マルチスケイル】
エアロブラスト / だいちのちから / めいそう / でんじは(⇔ふぶき!!)
H185 (28) / A- / B151 (4) / C156 (252+) / D175 (4) / S158 (220)
・自己再生を切ったCSベースの珍しいルギア。構築的にカイオーガやディアルガを誘いやすいため、対面で瞑想から入り一気に制圧する。
・最終日前日まで、電磁波の枠は吹雪だった(+1ダイアイス+霰+ふぶきで後発からのDMイベルタルを倒せる!)が、電磁波を撒いてくるカイオーガが無視できない数増えたため、非ダイマでの運用が視野に入りかつ後発ダイジェットを止めるという意味で同じ働きが可能な電磁波に変えた。
・基本的には1瞑想以上積まないと雑魚だが、特性のおかげで積む隙はかなり多く、耐久の高さも相まって積んだ後の止まらなさは凄かった。
・状態異常による誤魔化しや、雷の被弾回数が多いポケモンなので、ある程度のケアがきくラムの実を持たせた。
*C:特化 ( H252ザシアンに+1ダイアースが85.4~101.5% ( ステロ込み43.7% )、H252チョッキDMディアルガに+1ダイアースが30.9~36.7%、無振りカイオーガに+1エアロブラストが48.0~56.5%、H252チョッキカイオーガに+2ダイジェットが46.3%~55.0% / *S : 最速ランドロス抜き
●選出基準
・基本的には非DMで運用可能なから2体、DM前提でから1体を選出する。カイオーガのみどちらでも運用可能だが、非DMで運用する場合は、どちらかというと特殊に対するクッションやザシアンに対する炎技への保護・地面への牽制として扱う。
・主な選出基準として系統に対してはルギアを通す方向で考え、系統に対してはイベルタルを通す方向で考える。
・その他、ゼクロムが見えたらカバザシを優先(カイオーガに対するクッションとしてカイオーガを添えるか、ルギアで対面的に処理するかの2パターンでほぼ確定)、黒バドレックスが見えたら取り巻きにより、カイオーガを通すかイベルタルを通すかマーシャドーで縛るか等を判断。ゼルネアス入りに対してはザシアンをほぼ確定として、壁貼りがオーロンゲなら遅延のためにカバルドンを優先、黒バドレックスならイベルタルで先行DMを視野、積みは許容して後発にマーシャードーを添え能力上昇を奪ってザシアンで縛る など柔軟に。
・ルール的にも構築的にも選出にかなり神経を使うため、選出時間はぎりぎりまで使うようにした。
●最後に
ポケモン剣盾の約3年間でたくさんの人たちとの繋がりができた。twitterでもたくさんの人が応援してくれたし、社会人で一緒に頑張る仲間もできた。くだらないツイートにいつもいいねしてくれるフォロワーさんにも支えられてるし、いいねしないくせにクソリプばっかり送ってくる人もいる。この記事のためにトレーナーカードを描いてくれた絵師さんにも本当に感謝しているし、オンラインでもオフラインでも飲み友達がたくさんできた。彼女はできなかった。
【S27】禁伝2体の組合せと類型
禁伝2体の組合せを単に補完の強さとして集計するのではなく、技構成や持ち物から予想される対戦時の「動き」のレベルに抽象化することで、固有の組合せに縛られない戦術のパターンとして整理し、構築の発展の手がかりになればいいなと考えた。禁伝の組合せはR1900以上の記事を参照した。
◎対面
・基本型(線形):非DMでも制圧力の高い2体の禁伝を並べ、一般枠にDMエースを要求することで、総合火力を最大とした並び
EX)+( 襷 ) +珠サンダー など
・非線形:禁伝の一方にDM適性があり、一般枠にクッションや補完のDM枠を添えることで、立ち回りに柔軟性を付与した並び
EX)+ ( 珠、チョッキ ) +カバルドン など
◎集中
・基本型:類似の性質や、誘うポケモンが共通する2体の組合せにより役割を集中して一方を通す並び
EX)+、 +、 + など
・変型:両禁伝が誘うポケモンを見えにくい技や持ち物で崩し、積み詰ませを成立させる並び
EX)( 封印 )+ ( コスパ )、( 原子 )+ ( 身代り、残飯 )、( タラプ )+ ( 万能傘 ) など
・リレー:一方が不利をとる相手に対して一方が起点とする並び
EX)( ジオコン )+ ( 龍舞 ) など
◎支援
・基本型:一方が補助を主体とし、一方が攻めを担う並び
EX)( リフレク )+ ( 瞑想 )、( 両壁 )+ ( 龍舞 )、( 鬼火 )+ ( 瞑想 ) など
・両支援:両方の攻撃範囲を絞り、補助を併用することで、構築相性や展開に応じて攻撃と支援の切替えが可能な並び
EX)( トリック )+ ( 蛇睨み ) など
◎スイープ
・受け:回復可能なサイクルで疲弊させ、先制技やスカーフで縛る並び
EX)( ブーツ、再生 )+ ( 身代り、剣舞、電光石火 ) など
・攻め:広範囲による削り役とスイーパーを併設する並び
EX)( スカーフ )+ ( 広範囲削り ) など
◎まとめ
既存の組合せに固執せず、強い動きに着目して構築が発展し続けることで、7か月間飽きずにポケモンバトルが続けられたらいいなと思う。ちなみに僕は3日で飽きた。
【SWSH S22】日食ネクロテテフ【最終248位 / レート2006】
uniです。
SWSH S22使用構築になります。
●結果
TN:uni
最終 248位(2006)
※( )内はレート表示
●概要
●採用順
→→→
前期の結果を受け、ザシアンに加えムゲンダイナの数が増えると予想したため、それらにタイプ上有利な日食ネクロズマを使用することとし、ゴツメや静電気などの接触によるデバフを狙う動きに対してサイコフィールド下のフォトンゲイザーで崩すメタを張った。
また、加速バトンや砂展開などのギミックを同居させることで、対面的な動きを優先しつつ展開的な側面を同居させ、対面と展開のハイブリッドな動きを目指した。
●コンセプト
・対面的に動かしつつ後続の突破力を上げる
・エスパー2枚による役割集中で対面を通す
・積み技による制圧、フィールドを絡めた崩し、加速バトン、砂展開など多様な勝ち筋を狙う
・見た目偏差値を下げない
●要点
+or
:襷テテフで荒らし、フィールド下のフォトンゲイザーでサイクルに負荷をかける。カバルドンをクッションに積みの起点をつくるか、バシャーモの加速バトンから全抜きを狙う。(対面+積み)
:すなかきウオノラゴンを通す。ネクロズマはフェアリーに対するクッションや、砂ターン管理のための中継役として比較的雑に扱う。(天候+サイクル)
:黒バドレックスやカイオーガなど、高速高火力により盤面の整理が追い付かない場合に選出する。カバルドンをクッションに上から攻める。(補完)
●個体
カバルドン@オボンの実 【すなおこし】
じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし
H212 (228) / A132 (0) / B181 (212+) / C- / D101 (68) / S67 (0)( +:上昇 / -:下降( ): 努力値 )
・裏のネクロズマの圧力により、ザシアンは取り巻きを削る駒として比較的雑に扱われる傾向があったため、対面では地震を押して削りを優先した。
*HB:特化ザシアンのきょじゅざん オボン込み2耐え / *D:余り
ネクロズマ(たそがれのたてがみ)@ラムのみ 【プリズムアーマー】
メテオドライブ / フォトンゲイザー / りゅうのまい / ねっぷう
H191 (148) / A207 (92+) / B148 (4) / C119 (0-) / D132 (20) / S128 (244)
・鋼枠としてゼルネアスを見れる程度にまで耐久を落として、対面、サイクル、崩しを一定の水準で行えるよう意図した。
・準速ウオノラゴン抜きまでSに振ることで、相手の受けを上から崩すことができた。
・フィールド下のフォトンゲイザーが中途半端なサイクルを崩すには十分な圧力となるため、ステルスロックや竜の舞を絡めてサイクルのテンポを握らせないように意識した。
・持ち物は、状態異常を恐れず積んでいくためラムのみとした。
・鋼、エスパーの範囲では、物理方面に耐久のある相手の鋼で止まってしまうため、役割破壊技としてねっぷうを採用した。
*H:16n-1 /*HD:特化ゼルネアスのムーンフォース+↑↑ムーンフォース ~99.9% / *S:準速ウオノラゴン抜き / *A : 余り ( サイコフィールド下フォトンゲイザーでHB特化サンダーに51.7%~、HB特化ランドロスに49.4%~ )
カプ・テテフ@きあいのタスキ 【サイコメイカー】
サイコキネシス / ムーンフォース / シャドーボール / しぜんのいかり
H145 (0) / A- / B96 (4) / C200 (252+) / D135 (0) / S147 (252)
・想像の10倍強かった。ザシアン軸に対しても取り巻きに強く出られるため、裏で処理した後にこのポケモンを通す展開も多かった。
・しぜんのいかりを採用することでネクロズマとの役割集中が行えることから、相性を考慮せずに積極的に選出した。
・サイコフィールドは火力の底上げを狙ったものだが、いたずらごころによる妨害を阻止したり、あくびの入ったレヒレにあと投げして強引に眠らせたりと何かと便利に働いた。
*C : 特化 / *S : 準速
ウオノラゴン@こだわりハチマキ 【すなかき】
エラがみ / げきりん / けたぐり / じしん
H165 (0) / A142 (252) / B120 (0) / C- / D101 (4) / S139 (252+)
・構築に足りない速攻性を補った。打ち分けできる命の珠も魅力的だったが、強引にあと投げして展開する場面も多いため、体力管理がシビアになると考え鉢巻で採用した。顔があまりにもでかい。
*A:振り切り / *S : 最速
バシャーモ@フィラのみ 【かそく】
フレアドライブ / ビルドアップ / まもる / バトンタッチ
H175 (156) / A141 (4) / B124 (180+) / C- / D91 (4) / S121 (164)
・主に物理に対してビルドアップを積み、裏に繋ぐか自身を通す。
・特化ザシアンのじゃれつくを最高乱数以外耐えまで耐久に振ることで対面から起点にできるようにした。
*HB:特化ザシアンのじゃれつく ~101.1% ( 15/16耐え ) / *S:+1で最速110族抜き抜き ( 遅いザシアン意識 )
ウーラオス(いちげきのかた)@こだわりスカーフ 【ふかしのこぶし】
あんこくきょうだ / インファイト / とんぼがえり / ふいうち
H175 (0) / A182 (252) / B120 (0) / C- / D81 (4) / S163 (252+)
・サンダーにいじめられる。
*A:振り切り / *S:最速
●無理なポケモン
鉢巻ラグラージ、眼鏡ラグラージ:信じられないかもしれないけどどちらも存在した。
●感想
ほとんど机上論のまま構築を改善するまでの対戦数をこなせなかったため、来シーズンは彼女と別れて時間を捻出しようと思う。
【SWSH S21】紅蓮アグロ【最終218位 / レート2018】
uniです。
SWSH S21使用構築になります。
●結果
TN:uni
最終 218位(2018)/ 340位(2005)
※( )内はレート表示
●概要
イベルタルというポケモンが、幅広い相手と撃ち合い可能な高い対面性能を有する一方、環境トップのザシアンに不利をとることから、取り巻きに受け駒が必須となる問題に対して、イカサマのダメージが半分程度入る点に着目し、スカーフで上から縛ることで、少ないサイクルで崩しを狙う攻撃的(アグロ)な構成を目指した。
●コンセプト
・後手に回る受けをせず、速攻でテンポをとる
・あくびやとんぼがえりで積極的に有利対面を狙う
・最低限のクッションを経由して少ないサイクルで攻め立てる
・ブサイクは出禁
●採用順
→→→
●要点
or+
:あくびやとんぼがえりで盤面をコントロールしつつ、すなかきウオノラゴンかスカーフイベルタルの一貫を狙う。カバルドン+ウオノラゴンの選出が窮屈な場合は、ウオノラゴンを低速への崩しとして扱い、ギルガルドをクッションに添える。(クッション1+攻め2)
+or
:カプ・レヒレが死ぬほど重いため、ギルガルドで流して展開を組み立てる。カバルドン、ギルガルドで疲弊させて攻め駒での制圧を狙う。(クッション2+攻め1)
:受け崩し用。みらいよちとエラがみを集中して崩す。身代わりや小さくなるへのケアかつ、ムゲンダイナを残されても砂を展開してスイープできるようにクッションにカバルドンを添える。(崩し)
+or
:イベルタルが誘うフェアリーを起点にウルガモスを展開する。取りこぼしを高速アタッカーでスイープする。(積み)
●個体
カバルドン@オボンの実 【すなおこし】
じしん / あくび / ステルスロック / ふきとばし
H212 (228) / A132 (0) / B181 (212+) / C- / D101 (68) / S67 (0)( +:上昇 / -:下降( ): 努力値 )
・ウオノラゴンを裏に置く場合は複数回展開させるために、砂ターンを管理しつつ生存させる必要があるため、ステルスロックを優先せず、あくびで流しながら盤面の操作を優先する。
・ダイマックスによる出落ちがないことや、ラムのみが少ないことから、とても動かしやすかった。
*HB:特化ザシアンのきょじゅざん オボン込み2耐え / *D:余り(ナインさんの調整を参考にさせていただきました。)
イベルタル@こだわりスカーフ 【ダークオーラ】
あくのはどう / デスウイング / イカサマ / とんぼがえり
H201 (0) / A135 (0-) / B116 (4) / C183 (252+) / D118 (0) / S166 (252+)
・かっこいい。高い耐久と遅くない素早さに加え、デスウイングで回復しながら殴ることもでき、あらゆる対面への誤魔化しがきくため使用感はとてもよかった。
・耐性も優秀なため、しばしばクッションとしても使用した。崩しの手段がないことがやや欠点。
*C:振切り / *S:最速
カプ・テテフ@とつげきチョッキ 【サイコメイカー】
サイコキネシス / ムーンフォース / 10まんボルト / みらいよち
H175 (236) / A- / B96 (4) / C184 (140+) / D136 (4) / S131 (124)
・かわいい。無対策だと突破しにくい受けループに選出する。みらいよちを絡めて序盤から数的有利を狙うことで、受けを成立させないように立ち回る。
・ジガルデにも役割が持てるよう、過去記事を漁ったところS129〜130のラインが多かったため、抜ける程度にまでSに振った。10まんボルトの枠はきあいだまと選択。
*H:16n-1 /*HD (チョッキ込み):C252ムゲンダイナの命の珠ヘドロウェーブ ~93.7%、C252イベルタルのあくのはどう ~36.5% / *S:ジガルデ意識
ギルガルド@たべのこし 【バトルスイッチ】
シャドーボール / アイアンヘッド / みがわり / キングシールド
H165 (236) / A161 (4) / B74 (28) / C185 (68+) / D92 (172) / S72 (-):ブレード
H165 (236) / A71 (4) / B164 (28) / C86 (68+) / D182 (172) / S72 (-):シールド
・主に特殊フェアリーや、ピン刺しで入っているドヒドイデやナットレイを役割対象とした。Dに厚く振ることで、ブレード状態でもそこそこの耐久があるため、無闇にキングシールドを挟まず強気に動かした。
*HD:特化ゼルネアスの+2ムーンフォース ~56.3%、無振りドヒドイデのねっとう ブレード状態で~26.0% (13/16でみがわり耐え) / *HB:無振りナットレイの-1はたきおとす ~25.4% (15/16でみがわり耐え) / *AC余り
ウルガモス@カゴのみ 【ほのおのからだ】
かえんほうしゃ / ギガドレイン / ちょうのまい / ねむる
H167 (52) / A- / B113 (220) / C171 (4+) / D126 (4) / S149 (228)
・ザシアンを仮想敵としてBに厚く振ったが、ザシアン対面で展開する場面がほとんどなかったため、CSむしのしらせとして突破力を上げた方がよかった。
・終盤はあまり出せず一時的に構築から抜いたが、選出誘導力が高く裏を読みやすかったため続投した。ナットレイ出てくんなという願いも込めた。
*HB:4振りザシアンのきょじゅうざん ~50.2%、特化ザシアンのきょじゅうざん+でんこうせっか ~99.9% / *S:+1で最速黒バドレックス抜き
ウオノラゴン@こだわりはちまき 【すなかき】
エラがみ / げきりん / けたぐり / じしん
H165 (0) / A142 (252) / B120 (0) / C- / D101 (4) / S139 (252+)
・見た目が好きではない。ピンで選出する機会も多く、ミラーにも強くしたかったため最速とした。ホウオウナットのような構築に対しては、1サイクル目でナットレイにけたぐりを入れることで、2サイクル目でエラがみを一貫させるように立ち回った。
*A:振切り / *S:最速
●きつい
ザシアン:強すぎるため、カイオーガ:火力が理解できないため、ゼルネアス:相性が不利なため、イベルタル:ミラー最弱なため、黒バドレックス:相手が上手すぎるため、白バドレックス:相手の気分次第で崩壊するため、日食ネクロズマ:タイプ相性を超越してくるため、ディアルガ:倒し方が不明なため、ジガルデ:倒し方が不明なため、グラードン:何をしてくるかわからないため、ホウオウ:裏のナットレイがきもすぎるため、ムゲンダイナ:みがまもしたり、どくびし撒いたり、宇宙の力があふれ出したり やり放題なため
【S15~17】ザシアンの調整と変遷
ぽけっとふぁんくしょん(https://nouthuca.com/)に掲載されている上位100位以内の記事を参照し、各シーズンにおけるザシアンの調整と、構築の変遷をまとめてみました。
ザシアン【ふとうのけん】
タイプ:はがね / フェアリー
種族値:H92 / A170 / B115 / C80 / D115 / S148
◎S15 : 16記事(陽気3、意地13)
陽気での採用は16件中3件にとどまり、そのうち最速での採用は1件のみとなった。素早さのラインは、最速ガブリアス(実数値169)、準速エースバーン(実数値171)、最速アーゴヨン(実数値190)を意識したラインに集中し、耐久に振ることで対面性能を高めた型が多くみられた。なかでも、増加傾向にあったカイオーガに対して行動可能なラインまで耐久に配分した型が特徴的となった。
構築の類型は、珠+襷に加えクッションや崩しを補完として採用した対面的な構築が多くみられた。
〇構築例(チハヤさん:レート2172)
〇調整案:H199 (252) / A222 (92+) / B138 (20) / C- /D152 (132) / S170 (12)
◎S16 : 23記事(陽気15、意地8)
陽気個体が大きく数をのばし、さらに最速での採用が12件と全体の半数を占めた。配分の主流はHSとなり、ミラーでの優位性に加え耐性を活かしたサイクル適性の高さにも着目された。
構築の傾向としては、カバルドンかラグラージの採用率が5割を超え、ステルスロックによる火力の補助や、あくびクイックターンによる有利対面の形成を狙った動きが予想される。また、つるぎのまいの採用率もS15の4件から15件へと急増し、有利盤面から制圧を狙う展開的な動きが主流となった。
〇構築例(しおこうじさん:レート2071)
〇調整案:H199 (252) / A190 (0) / B135 (0) / C- / D136 (4) / S220 (252+)
◎S17 : 19記事(陽気3、意地15、不明1)
性格別ではS15と同等の割合となったものの、陽気での採用はすべて特化であり、最速のメリットは健在であったと言える。意地個体の配分はHDが6件で、いずれもカイオーガを意識したラインまで耐久に振っていることからHDザシアンのテンプレートであると言える。また、これまで数の少なかったA特化に近い個体も5件と数を伸ばし、想定外の火力で負荷をかける動きも強力であったと考えられる。
構築単位では、ラグラージの採用率がカバルドンを大きく上回り、襷枠を同居させることで対面と展開のハイブリッドのような構成が目立った。また、物理・特殊両方面へのクッションを添えることで、サイクル下で火力を押し付けるような構成もみられた。
〇構築例(gさん:レート2029)
〇調整案:H196 (228) / A220 (236+) / B136 (4) / C- / D136 (4) / S173 (36)
◎まとめ
ザシアン軸に同居するサンダーは、珠かスカーフかアッキかタラプか食べ残しかオボンか回復実かくちばしか磁石かゴツメの、いずれかを持っていることがわかった。